・2009年8月21日(金)15:30〜は、「ホワイトベース同窓会」と題したホワイトベースのメインクルーが集結し、一年戦争を振り返るトークイベントが行われた。
ホワイトベース同窓会の出演者は、アムロ・レイ(古谷徹)、カイ・シデン(古川登志夫)、フラウ・ボウ(鵜飼るみ子)、ミヤイ・ヤシマ(白石冬美)、ハヤト・コバヤシ(鈴木清信)、リュウ・ホセイ(飯塚昭三)の6名(敬称略)。登場後の各キャラの代表的なセリフを交えた自己紹介では、台詞の度に会場が沸くほどの熱狂ぶりだった。
同窓会の幹事に名乗りを上げたのはガンダム芸人こと土田晃之氏がツチダ艦長として参加。既に楽屋で同窓会トークが繰り広げられていたという事で、出演者達も最初からハイテンションなトークが繰り広げられた。「ホワイトベース名場面」のコーナーでは、飯塚氏がいきなりダルタニアスの話題を振るなど冴え渡るトーク展開で会場のファンを沸かせた。
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ガンダム芸人土田晃之が司会進行 |
まさしくフリーダムファイターな飯塚氏 |
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ブライト艦長への思い出を語る出演者 |
全てが名場面といえるエピソードが紹介された |
続いてのブライト艦長を振り返るコーナーでは、ブライト艦長にまつわるエピソードを披露。、ミライ役の白石さんが、ブライト艦長役の鈴置洋孝氏に「(ブライトとミライが)結婚してから2ショットが無いですね」とこぼされたエピソードや、実はアムロよりもカイの方がよく殴られていたのでは?と振り返るトークに花が咲いた。土田氏も負けじと一番最初にやったモノマネがブライトの「殴って何が悪い!」とやるシーンだったなど各々がブライト艦長への想いを熱く語った。
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ハヤトと結婚したくなかったと爆弾発言 |
ショックを受けるハヤト |
フラウ役の鵜飼さんが、ハヤトと結婚したくなかったと発言するとハヤト役の鈴木氏も、Zの時に結婚している設定を聞かされた時に嫌がられたとこぼす一面も。また、「実はカイさんが良かった」と発言しカイ役の古川氏が相好を崩すと土田氏に「ミハルはどうするんだ!」と突っ込まれ、会場を爆笑させるなどツボをおさえた小気味よい進行っぷりを発揮する場面も見られた。
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このシーンが後に問題に・・・ |
アムロへの恨みを述べるリュウ、一体何が? |
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リュウへの追悼が無いことを指摘される |
追悼の意を込めて「リュウさ〜〜ん!!」 |
ホワイトベースの悲劇を語るコーナーでは、リュウ役の飯塚氏がいきなりアムロに恨みがあると話し出し会場を騒然とさせた。続く各自が好きなシーンに生アフレコをするというコーナーでそれは明らかに。用意された台本を無視してアドリブでアムロへの不満を爆発させるリュウに対してアムロも反省。あらためてリュウへの追悼を行うと宣言。
※以下機動戦士ガンダム第24話「迫撃!トリプル・ドム」または劇場版「哀・戦士」のあのシーンを思い描きながら台詞を脳内再生してください。
古谷:『リュウさん、リュウさん・・・リュウさーん!!!』
30年来の想いがかなって飯塚氏も大満足。思わず「イエーイ!」とピースサインで締めくくった。
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50周年イベントにも是非出たいという白石さん |
ミライはお母さん、フラウは妹 |
ミライ役の白石さんは、カムランへの想いを断ち切るシーンを挙げて、いつもうまく言えないので、今回もチャレンジしたがやはりうまく行かなかった。50周年のイベントがあったら化けてでも出たい、と想いを語った。また、フラウ役の鵜飼さんは、ゲームなどで新しく収録する際の苦労を挙げ、声を15歳の女の子になるよう高い声を作り直す努力をしていることを打ち明けた。
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カイが成長するシーンが好きという古川氏 |
アムロが小僧から男になるシーンですと古谷氏 |
カイ役の古川氏、アムロ役の古谷氏が選んだシーンは、偶然にも自分のキャラが成長するシーン。カイは、ベルファストで攻撃を受けるホワイトベースへ戻ることを決心したシーン、アムロは、ガンダムに乗ると言うフラウを止めて自分が乗るシーン。いずれも今までの弱い自分を捨てて男になってゆくと言うシーンは演じる側にも思い入れが強いシーンなのだろう。
終盤には、アニバーサリーボードにサインを行った。最終日には、EXPO出演者全員のサインが揃うと言うことだ。その後各出演者から会場の参加者へのメッセージやガンダムへの想いを述べて同窓会は閉会となった。
最後は、出演者揃って観客の拍手に応えて退場となった。
今回のホワイトベース同窓会は、幹事役として参加した土田氏の功績も大きいだろう。ガンダムが好きでエピソードやキャラの設定、など詳細に渡っての知識と、会場に集まったファンが聞きたいこと、伝えたいことを代弁するような質問や出演者とのやり取りに会場の参加者も一体となった盛り上がりを得られたように思う。 |