物販ブースでは、EXPO限定グッズ、最新アイテムを求めて長蛇の列が出来るほどの盛況ぶりだった。

やはり人気だったのは、会場限定ガンプラ。クリアカラーバージョンやエクストラフィニッシュバージョンなど、通常とは異なる色や仕上げのガンプラなどに人気が集中した。また、一部数量限定アイテムは、軒並み売り切れで、高額商品でさえ、初日の夕方には完売してしまったほど。

会場限定品を求めて長蛇の列	販売コーナーに入場するだけでも長蛇の列
ガンプラや衣料雑貨中心の品揃え	EXPO限定ガンプラ

その他衣類、雑貨系ではEXPO Tシャツやザク帽子などが人気だった。

GUNDAM BIG EXPO Tシャツ	ザク帽子

最新アイテム展示コーナーで特に目を引いたのはサンスターのじゆうちょうやバインダーボールだ。特にバインダーボールは、武器のようなディテールになっており、1/144のザクなどのプラモに持たせることが出来る。実用的にもバインダークリップとボールペンが一体になっている構造で普段使いも便利なので、是非、レギュラー商品化して欲しいところだ。

サンスターの文具類	バインダーボールは即完売
じゆうちょうも各キャラのデザイン	文具類はセンスもよくレギュラー化が望まれる

これら最新アイテムは、8月29日、30日に幕張メッセで行われるキャラホビ2009でも販売されると言うことなので、惜しくも買い逃してしまった人は要チェックだろう。

30周年記念オフィシャルブックの販売も	話題となったシャアヘルメットも展示

また、話題となったシャアのヘルメット「1/1 シュタールヘルム」も展示されていた。おそらくヘルメットとしての機能は期待できないだろうが、ディテールは精巧で良く出来ているように思えた。会場の雰囲気のせいか、それほど高価ではないのではないか？と思えてきてしまったから不思議だ。

・バンダイビジュアルブースでは、DVD「ガンダムOP/EDコレクション」発売記念商品お渡し会 in GUNDAM BIG EXPOが行われた。

8月22日と23日の２日間、計８回、ガンダムにちなんだ声優陣をゲストにトークイベントとお渡し会が行われ、最終回（第８回）のゲストは、機動戦士ガンダムOOの刹那・F・セイエイ役の宮野真守とロックオン・ストラトス役の三木眞一郎の２名（敬称略）が登場。会場には二人目当ての若い女性ファンであふれかえった。

会場には二人目当てのファンで満員に	二人の楽しいトークで会場も大喜び

宮野、三木、両氏とも小さい頃からのガンダムファンと言うことで、ガンダムのOP/EDに関して触れた際には、宮野氏が∀ガンダムのOP曲である『ターンAターン』の１フレーズを熱唱するなどのサービスも。

トークイベント終了後、商品お渡し会へと移った。短い時間ながらも一人一人に手渡し、声をかけてゆく二人のサービスに手渡されたファンも満足そうだった。

・2009年8月21日（金）は、GUNDAM BIG EXPO取材の後、GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト Presents Light×Music Nights ２日目「燃え上がれ！Gソンナイト」に参加した。

20時の定時イベントが終了するとイベント会場設営のために会場が閉場した。チケットを持っている人々は会場入口外に列を作って並ぶよう指示されたので開場までガンダムトークをしながら待つこととなった。

イベント自体はDJ Uraken氏によるガンダムOP/ED曲のリミックスDJプレイとガンダムのイルミネーション、ライトアップとレーザー、スモークによる演出の融合に加え、プロジェクターによって歴代ガンダムの名場面を映し出すといった内容。集まったのは歴代のガンダムファンということで、流れる曲はほとんど知っており、映像も流れるので曲が始まると歓声が上がった。

しかしながら、DJイベントであるが観客はガンダムファン層であると言うことでDJ慣れしていない人も多く、レーザーライトアップの演出やガンダムのイルミネーションアクションがカッコいいために序盤はみな写真を撮るのに夢中で、静かなDJイベントとなった。また、DJ Uraken氏もいつものような曲ではなく様々なテンポ、曲調が入り交じるガンダム楽曲のリミックスと言うものに戸惑っているようにも感じた。

ターニングポイントになったのは、逆襲のシャアのテーマ曲「Beyond the time」。なんとか盛り上げようとするDJの凝ったプレイに対して観客側から「普通にやって！」と注文が！それに呼応したDJのプレイから一気に盛り上がりをみせ、観客も徐々にノリノリになってゆく割合が増えてゆき、DJと観客がシンクロし始めた。

時折、ガンダム各シリーズの名場面の上映を間に挟みつつ、最後は「翔べ！ ガンダム」を会場全員で熱唱して終了となった。

最後は盛り上がったDJイベントだったが、課題も残ったように思う。

まず、開演前の諸注意のアナウンス。もちろん、必要なことなのだが、ありきたりでつまらない普通のアナウンスを棒読みで繰り返すだけでは、会場内の観客もただ聞き流すしかない。今回はガンダムイベントであるのだから、例えば携帯電話の電源を切るアナウンスでは「ガンダムの計器に異常をきたす可能性があるので〜」などとファン心理を突いた内容にするのはどうだろうか？

また、DJプレイに関しては当初フルコーラスをOP/EDの映像にあわせて全て流すという状態で、曲間のみをいじっている感じだった。DJ Uraken氏の実力はあんなものではないはずなので、もう少し彼に時間があれば最初から全開プレイが出来たのではないだろうか？

最後に、イベント主催者は観客の助走を積極的に行って欲しかった。先に述べたアナウンスも然りだが、DJイベントに慣れていない（割合が多い）ガンダムファン層に対して、DJイベントをどのように楽しんだら良いか、段取りをレクチャーするなどの前振りがあっても良かったように思う。

以上のように課題もあったが、これを反省点として次回にはパワーアップした内容で是非やってもらいたいと思う。

もう既に何回か訪れている潮風公園の実物大ガンダム立像だが、23日のGUNDAM BIG EXPO 閉会後にも訪れてみた。

実物大ガンダム立像をiPhone 3GSのカメラで撮影、高クオリティな写真撮影が行えることを実証した。

あと１週間で見納めというタイミングであること、夏休みも終盤と言うことで、多くの人でにぎわっていた。特に、物販や潮風Cafeなどの売店は、オープニング時に匹敵するかそれ以上の混雑を見せていたように思う。

夕焼けをバックに佇むガンダム	イベントが終了すると拍手が起こる

何回か訪れていたにも関わらず、なかなか晴天に恵まれなかったが、今回は天気もよく、夕焼けもキレイだったので非常に満足だった。惜しむらくは取材用の機材セッティングだったので、広角よりの写真がメインとなってしまった点だろうか？

公開は8月31日（月）までと、あと残り少ない期間ではあるが、まだ見に行っていない方、もう一度見たい、という方は早めに見に行かれてはいかがだろうか？