今回のITちゃんイラスト入りニンテンドーDSiケースのベースは、株式会社サイバーガジェットの「CYBER・プロテクトケースi(DSi用)」を使用して作る事にしました。デコレーションに向いているクリアモデルがラインナップにあるという点で採用に至りました。
ケースの型紙にレイアウトしてイラストの大きさを決めた後、印刷用レイアウトに割り付けて印刷します。今回は、iPhone用の時に使うハガキサイズよりも大きなA4サイズの用紙を使用したので、転写シールを貼るのにかなり気を使いました。
今回、実際の制作現場を取材したいという事で、工作機材一式をITmedia会議室に持ち込んでの作業となりました。iPhoneの場合には、切り抜いて貼るだけなので慣れるとそれほど難しくないのですが、DSiの場合には、曲線が多いのでそれに沿って切り抜き、なおかつ貼ってゆかないと行けないという難易度の高いものとなりました。
ストレートの部分を金定規を当てて切り、それ以外は大雑把に切り抜きます。その後、細かな部分を切り抜き、白の部分を最小限にします。
白を最小限にする理由は、白(印刷されていない領域)にも糊が残り、見栄えが悪くなるので、デザインの際にもなるべく白が大きく残らないデザインになるよう、お願いしました。
デカール用はさみを使用して、細部を切り抜きます。実際にこの程度まで切り抜きます。(写真はiPhone用の例)
ケース内側の曲線に沿ってうまく位置をあわせながら貼ってゆきます。最初に難しい底部ケースの方を貼り、それに合わせるように表ケースを貼ります。
貼ったところの裏表。これより転写します。今回はティッシュに水を含ませて、徐々に水を含ませる方法をとります。若干時間はかかりますが、仕上がりがきれいになります。コレが「オレの嫁への愛」です。
台紙を濡らしてなじんだら、垂直方向へ剥がします。これにより周囲に糊を残しにくいので仕上がりがきれいになります。コレが「オレの嫁への愛」です。
こんな感じに仕上がります。この後、表面をマスキングして裏からポリカーボネイト用塗料を吹きます。今回裏から塗装した理由は、iPhoneおよびニンテンドーDSi双方に、白以外にいろいろなカラーがあり、透明な状態でケースをはめると下地が透けてみっともなくなってしまうため、最もきれいに見えるホワイトを下地として塗る事にしました。塗りムラをなくすために、薄く吹いては乾かしを繰り返します。コレが「オレの嫁への愛」です。
完成した写真や、装着した様子などは、アイティメディア株式会社の「アイティメディアID登録キャンペーン」ページおよび「ITmedia女子部による取材レポート」でご確認ください。
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