「文化庁メディア芸術祭」は、文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・国立新美術館・CG-ARTS協会)が主催し、メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的にして1997年度から毎年開催され、今回で第13回目となる世界からも注目されるアートイベントです。
今年は、2月3日〜14日の期間、国立新美術館にて開催されます。
文化庁メディア芸術祭 受賞作品発表会の模様 |
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受賞作品発表会で挨拶する阿部 芳久氏 |
会場では受賞作品の紹介も |
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「サマーウォーズ」の細田守監督による挨拶 |
「ヴィンランド・サガ」の幸村 誠氏による挨拶 |
来場者は年々増加し、会期中は大変な混雑となり、多くの来場者へ展示作品情報の提供が課題となっておりました。
そんな中、IT系やアート系の執筆や企画を手がけるチバヒデトシ氏がメディア芸術祭のナビとしてiPhone/iPod touchを使用する事を企画し、コンセプト案を文化庁メディア芸術祭実行委員会へ提案したところ前向きな反応が得られ、企画を進行する事となりました。
iPod Styleでは、「相田みつを美術館 近未来型美術館ガイド 体験会」
の際に、クウジット株式会社の美術館ガイドアプリを取材していた事と、
「大江戸妖怪集」
のブロガーイベントなどでスタッフおよび同社のテクノロジーに関して知識があった事から、チバ氏に対してクウジットの仕組みを使用する事でコンセプトに沿ったガイドアプリが出来るのではないかと提案し、プロジェクトに関わる事となりました。
文化庁メディア芸術祭公式ナビゲーションiPhoneアプリ「文化庁メディア芸術祭ナビ」の画面 |
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TOP画面 |
該当エリアに入ると作品リストが表示される |
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作品に関する情報を閲覧可能 |
受賞者のコメントなどのコンテンツも充実 |
無線LANを利用した屋内位置推定技術「PlaceEngine」により現在位置を把握し、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門の受賞24作品、功労賞、特別功労賞の受賞者の作品解説や受賞理由を閲覧する事が出来る他、今回、新たな試みとして、作品や展覧会についての感想をその場でつぶやける「twitter連携機能」を搭載し、インタラクティブ性を高めました。
→ 「文化庁メディア芸術祭ナビ(JMAF navi)」について
→ 「文化庁メディア芸術祭公式ツイッター「JMediaArtsFes」のハッシュタグ」について
プロジェクト発足からリリースまでの時間は非常に短期間でしたので、実現に際しては様々なハードルがありましたが、CG-ARTS協会の阿部氏およびチバ氏の手際とクウジット株式会社の技術力により、無事リリースするコトが出来ました。開発裏話などの詳細に関しては、2月1日(月)19時〜20時に、Apple Store Ginzaにて行われる「文化庁メディア芸術祭プレイベント」にてご紹介したいと思います。
■文化庁メディア芸術祭公式ナビゲーションiPhoneアプリ「文化庁メディア芸術祭ナビ(JMAF navi)」
- 発行 文化庁メディア芸術祭事務局
- プロデュース CG-ARTS協会
- 制作 クウジット株式会社
- 企画/コンセプト チバヒデトシ
- ディレクション 戸津弘貴(iPod Style)
→ App Storeにて「JMAF navi」をダウンロード |