最初に、相田みつを美術館館長でもあり、相田みつをの長男でもある相田一人氏より挨拶と、なぜ、美術館ガイドにiPhone/iPod touchを選んだのかという説明がありました。
相田一人氏は、
「美しいものを 美しいと思える あなたのこころが うつくしい」
という相田みつを氏の作品になぞらえて、iPhoneアプリ導入の理由を述べられました。
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美術館ガイドとしてiPhoneが最適だった |
相田みつを美術館館長の相田一人氏 |
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相田一人氏は、相田みつを氏の長男 |
iPhoneアプリによるガイド導入の理由 |
実は、相田氏は、iPhoneがリリースされた時にすぐ購入して使用したと言うほどのiPhoneファンで、実際に使用している中でiPhoneの先進性や使い勝手の良さなどを実感し、これを美術館ガイドに使用したいと思うに至ったそうです。 多くの美術館ガイド用のソリューションがありながらも、それぞれにいくつかの不満点があり、ならばiPhoneアプリとして一から作り上げようと言う事でした。
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クゥジットの末吉氏 |
アプリの特徴や開発のポイントなどを説明 |
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続いて、クウジットの末吉社長より、相田みつを美術館用近未来型美術館ガイド「DaMoNo(だ・も・の)」およびPlaceEngine技術の解説が行われました。アプリは、ダウンロード販売用と美術館貸し出し端末用の2種類があり、基本機能は同じだが、ダウンロード販売用は、訪館前の下調べ、観賞後の図録としての機能も有しており、現地でなくとも作品の一部と解説を見る事が出来るようになっています。貸し出し用アプリは、ガイド機能に加えてセキュリティ機能が含まれており、館外へ持ち出すとアラームが鳴る仕組みになっております。
PlaceEngine技術により、展示室に入室すると、自動的にその展示室の解説画面に切り替わるなどこれまでの音声ガイドと異なる作品ガイドと仕上がっております。作品解説には、作品のバリエーションなども含まれておりますので、より作品に対する興味が湧くかと思います。
相田みつを美術館近未来型美術館ガイド「DaMoNo(だ・も・の)」は、作品ガイドとしてだけでなく、「第43回企画展 相田みつを 日めくりの世界」企画展示の会期中、何回でも見る事が出来るフリーパスチケットとしても使用する事が出来ます。東京国際フィーラムの中にあるので、仕事帰りに気軽に立ち寄って、少しずつ鑑賞する、など自由な鑑賞スタイルにも対応します。
また、iPhone/iPod touchを持っていない人は、会場で有料(200円)で借りる事ができます。レンタル用のiPhone/iPod touchには、トリニティのDockStrap for iPod/iPhoneが使用されております。 |