クラッカーは、昔懐かしいビスケットといった食感で、ほどよいしっとり感があり食べやすかったです。非常食といえばカンパン。という印象がありますが（実際に隣のブースではカンパンの試食があった）、保存を優先しているせいかどうしてもパサパサしていたり固かったりと食べにくいものが多い中で、水無し（または最小限の水だけで）食べられる（喉が詰まったり口がパサつかない）のは、飲料水に制限のある被災時の食事としては嬉しい配慮かと思います。

お昼時となると長蛇の列ができていた試食コーナーですが、確かに納得できる美味しさでした。今回試食したのはチキンシチューでしたが、「外国製の非常食」にありがちな濃い味であったり、化学調味料の味が前面に主張するような感じではなく、できたてのシチューそのままの味わいを楽しむことが出来ました。全体的に薄味で、人によっては物足りなく感じる可能性もありますが、塩味がきついと喉が渇いたり余分な水が必要になりますので、非常食としては良いかもしれません。試食でしたので小さなカップ一杯程度だったのが残念でした。

ペットボトル６本（１箱）を加熱するキットの他、レトルト食品や缶詰などを暖めるミニサイズも紹介されておりました。

震災直後はガス漏れなどで火が使えない状況や、子供やお年寄りなど裸火が危険な人であっても、温かい食事や飲み物を作ることが出来る優れもののアイテムだと思います。

その他にもメタボリック症候群の人向けの非常食などバラエティに富んだ非常食、防災用品が出展されておりました。

また、非常食とは直接関係ありませんが、紙製の食器類や携帯用のトイレなどの被災時に必ずつきまとう問題に対しての展示、製品紹介も充実しておりました。

東京都葛飾福祉工場の発行している防災カタログは、ありがちな形式だけのガイドブックではなく、実用に耐える製品を幅広く紹介している非常に優秀なものですので、是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか？

もともと医薬品（流動食）メーカとして開発していたというカロリーメイトは、海外の非常食にありがちな高カロリーブロック（ビスケット）のような感じではなく、お菓子代わりに食べられる手軽な食感と美味しさを備えているバランス栄養食品です。時間のない時はこれだけでもなんとかしのげてしまうほどですので、24時間テロと戦うジャックも愛用しているくらいです。

非常食というとカンパンとか高カロリーのようかんのようなものなどを想像しがちですが、災害時というのは非常にストレスを感じるものですので、普段から食べ慣れているものという事が重要です。

カロリーメイトロングライフは、３年間の長期保存に加え、こうした非常食としての条件を満たしている最適な食品だと思います。

また、カロリーメイトは、アルミの密封包装のため、水にも浮きます。
これは、水害などの際にも有効である他、長期保存に適している証明にもなります。

実際に、2003年が賞味期限のカロリーメイトを2008年に食べた事がありますが、特に問題なく食べることが出来ました。
※実際の品質や健康を保証するものではありませんのでご注意ください。

長期保存が可能で、食べ慣れており、飽きない４つの味、備蓄に適した省スペース性と非常食（保存食）として優れたカロリーメイトを活用しない手はないと思います。このような用途では、SOYJOYもオススメです。