ユニチャームのマスク「超立体」と「超快適」は、使用者の装着感と花粉や粉塵などの遮断性能に関して、仕組みや形状を工夫した2種類のマスクだ。
「超立体」は、立体的な部品構成により口元のクリアランスが大きく確保され、呼吸のしやすさと、女性の場合では口紅などの化粧崩れがおきにくいという利点を兼ね備えた構造になっている。
箱は、全製品共通で、裏側が開け口になっており、一枚一枚取り出せるようになっている。ちょうど中心線で半分に折り畳まれているので、口が接する部分は折り畳まれた内側になり、衛生的。そのため、それぞれのマスクが個別包装されていないので取り出しやすく、すぐに使用することができる。
実際にマスクを装着したところ。口元や鼻の部分など、マスクで浮きがちな部分がしっかりと肌に密着しているのがわかる。N95など、微粒子をほとんど通さない素材や構造のマスクが注目されているが、それは素材のフィルタ性能であって、実際に装着した際のフィッティング感によっては、隙間から侵入してしまうなどの課題が発生する。そういう意味では、「超立体」は、非常にフィット感が高いと言える。また、フィット感が高いと、マスク内の湿度が高くなり不快感が生じたり、隙間から漏れた湿気で眼鏡が曇るなど不都合が生じる事があるが、立体構造でクリアランスがある事と、鼻の部分にフィット感を増す素材で補強があるので、そのような不都合は生じない。
「超快適」は、フィット感を保ちつつ、プリーツ構造により快適なかけ心地を実現したタイプ。鼻からあごまでをしっかり覆い、なおかつプリーツによってやわらかなかけ心地が保たれる。
「超立体」と同じく箱は裏面から開けるタイプとなっている。一つ一つ梱包されているので、清潔だ。耳掛けの部分も柔らかい素材で、長時間の装着でも痛くなったりしないのが「超立体」「超快適」共通の特徴だ。それに加え、「超快適」は、プリーツ構造により顔に柔らかくフィットする。
実際にマスクを装着したところ。鼻の部分など、マスクで浮きがちな部分がしっかりと肌に密着している。「超快適」は、プリーツ構造により締め付け感が少なく非常に快適に装着することができるが、サイド部分などもフィット感が高まる工夫がなされている。「超立体」と比較するとやや気密性は劣るが、その代わり快適さは勝っている。鼻の部分にフィット感を増す補強があるので、眼鏡を使用する人でも、曇ってしまうなどの不都合は生じない。
今回、フィッティングやマスク装着のモデルをしていただいたのは、東京、茗荷谷にあるギャラリー「ヴィグロワ」のオーナーである篠原英智氏。アート作品を展示、販売しているギャラリーでは、意外なマスクの使われ方があった。ギャラリー「ヴィグロワ」では、常設展の他に、企画展などを定期的に開催しており、作品の入れ替えを行う作業が定期的に発生するという。また、常連の顧客や作品に興味関心を持ってくれた来場者に展示作品以外の作品を特別に閲覧させてくれるサービスを行う事もあるという。
そんな時、作品を保護するために必ず行うのが「マスク」と「手袋」の着用だという。アシスタントなど他のスタッフも総出で作業するため、指示や確認などでコミュニケーションは必須となる。そんな時に唾が飛んで作品を汚してしまうことを防ぐためだ。また、特別に未公開の作品を顧客に閲覧してもらう際にもマスク着用をお願いしているという。同じく会話が生じるからというだけでなく、感動のあまりつい声を出して感想を漏らす人が多い(その際に唾が飛んでしまう)という。
今まで使用していたマスクでは、フィット感があまりなく、呼気がマスク上方から漏れて眼鏡が曇ってしまったり、湿気がたまって不快感が生じるなど、長時間の作業ができなかったというが、ユニチャームの「超立体」「超快適」であれば、そのような心配も無く作業に集中できるのではないかという事だ。特にオーナー自身は「超快適」が気に入ったという。「超立体」に関しては、女性の来場者におススメしたいという。ギャラリーを訪れる顧客はしっかりと化粧をして身だしなみを整えている場合が多いので、そのような際に化粧崩れが少ない「超立体」であれば、マスク着用をお願いしやすいという事だ。
ギャラリー「ヴィグロワ」では、アート作品をもっと身近なものに感じてほしいという思いから、手頃な価格から目の肥えた人にも満足できるような作品まで幅広く取り揃えているという。実際の顧客には、政治家や経営者、クリエイティブな仕事をしている人の他、オシャレな若者も多いという。ついついアートというと自分には関係ない、とか今の部屋にはとてもなじまない、ということで遠慮してしまう人も多いという事だが、アートがある事でインスパイアされたり、モチベーションとなる事も多いので、現在の状況から一歩踏み出したいなと思っている人は、是非気軽に来場してほしいという事だ。
フィット感がよく気密性も高いのにつけ心地もよいという高機能なマスクとしては、少量パック(一枚あたりのコストが割高)でも一枚20円以下とリーズナブル。インフルエンザや風邪の予防、自分がかかっている場合には他人への感染防止、花粉症の予防などの普段使いとして多めにストックしておき、常に予備を複数枚持ち歩くという運用を行えば、万一の際(火災や震災、その他粉塵や微粒子を防ぐ必要が生じた時)にも、最大限の防護が可能だろう。非常持ち出し袋などにも1週間程度の分量を入れておきたい。
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