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トリニティ H2O Audio iDive 300

トリニティ株式会社の「iDive 300」は、水深90m(300フィート)防水に対応したiPod/iPhone用防水ハウジング&ヘッドホンである。

iDive 300

水深90m防水を実現したダイビング用防水ハウジング

「iDive 300」は、水深90m(300フィート)防水に対応したiPod/iPhone用防水ハウジング&ヘッドホンである。

iDive 300

パッケージ内容は以下のとおり
・iDIVE300本体
 ・脱落防止ランヤード
 ・ヘッドホン(スピーカー)

・機種別スペーサー4種
・高さ調節用スペーサー4種
・交換用Oリング ×1
・シリコングリス ×1
・日本語マニュアル ×1
・英語マニュアル ×1

今までも、iPodの防水ケースというものは幾つかあったが、防滴仕様だったり、1m〜3mくらいの防水性能で、本格的なダイビングには適さない製品がほとんどだった。「iDive 300」は、水深90m(300フィート)防水に対応した耐圧ハウジングとヘッドホン(水中スピーカ)システムを備えており、ダイビングをしながら音楽を楽しむことが出来る。

iDive 300
iDive 300
防水ヘッドホン(水中スピーカ)
iPodをコントロールするリモコンユニット
iDive 300
iDive 300
堅牢なロックシステム
単三電池3本で動作する
iDive 300
iDive 300
ダイビングマスクに装着したところ

対応iPodは、第5世代iPod、全世代のiPod nanoおよびiPod touch、iPod ClasicそしてiPhoneにも対応(音楽・ビデオ再生のみ)する。タッチホイール式とタッチパネル式の両方の操作方法に対応するために、Made for iPodに対応したDockコネクタ経由でiPodコントロールを行うコントローラーが内蔵されている。

iDive 300

リモコンで操作できるのは、プレイリストの選択、曲(ムービー)の再生、停止、スキップ、バックスキップ、ボリュームコントロールなどである。基本的に、iPodのコントロールボタンをシミュレートするのでメニューからセレクトと決定、キャンセル(上位階層へ戻る)の操作で行える動作に対応すると言える。

iDive 300

実際にiDive 300を装着して潜ってみた。

写真ではわかりづらいが、マスク(ダイビング用ゴーグル)のストラップにヘッドホン(スピーカ)を固定している。

本体はBCD(ダイビング用浮力調整ベスト)のDリングにストラップで固定できるので、ダイビング時に邪魔にならない。

水中での操作は、本体横の操作ボタンにて行う。ボタンは、手袋をはめた手でも操作しやすいようにできており、ゆっくり確実に押すのがコツだ。

iDive 300
iDive 300
水中での見え方の例
20m超の深度でも問題なく使用可能

水中での音質は、水の中での音の伝わり方が空気中と異なるので楽曲本来のサウンドが楽しめると言う訳にはさすがにいかないが、それでも満足なレベルにはなっている。イメージとしては、スキー場で聞こえてくる広瀬香美の曲な感じのサウンドになる。

iDive 300
iDive 300
1回目のダイビングを終えたところ
ハウジングなどに問題はなし

周囲への音の伝達に関しては、ボリュームを上げると近くの人には聞こえるようだ。良く耳をすませば、多少離れていても聞こえたと言う人もいた。水中の透明度の悪い場所でバディを見失ってしまった場合などでは、相手が音を頼りに見つけてくれるという可能性も期待できるかもしれない。

iDive 300
iDive 300
2回目はより深く潜ってみた
片手でも操作が容易なボタン

今回は、最大深度30mほどまで潜ってみたが、ハウジング、ヘッドホンともに浸水は見られなかった。また、深度が深くなるほど音量が低下するが、iDiveにはアンプが内蔵されており、音量の低下を補完してくれる。そのまま浮上すると大音量になってしまうので、浮上に応じてボリュームコントロールを忘れないようにしたい。

iDive 300
iDive 300
海底に生息する生物
安全停止中に音楽を楽しむ
iDive 300
iDive 300
2回のダイビングでも浸水はなし
手入れは真水でしっかり行う必要がある

また、ダイビングでは潜水から上がる(エグジット(Exit))前に一定水深に一定の時間停止する事が推奨されている。それほど長時間ではないが、この安全停止の間も、お気に入りの音楽を聞いていれば退屈しないで済むだろう。

水中での音の聞こえ方などのイメージ(デジカメのハウジング越しに録音されています)

ダイビングの楽しみはいろいろあるが、美しい海の中を潜る水中散歩も魅力の一つ。実際に目の前をきれいな魚が泳いでゆく様は海中散歩の(TV番組やDVDなどのような)動画以上に感動する。その時に、お気に入りの音楽が一緒に流れているとより印象深い思い出になるのではないだろうか?

iDive 300

実売では4万〜5万円程度の価格となるが、デジカメのハウジング(40m防水)単体でも2万円ほどするので、アンプやコントローラー、ヘッドホン(水中スピーカー)がセットとなっている事、各種iPodに対応したアダプタやMade for iPodに対応した操作体系、90m防水という十分な耐圧強度などを考慮すると妥当な価格とも言えるだろう。

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水中撮影機材:OLYMPUS μ(ミュー) TOUGH-8000+防水プロテクター PT-045

本製品は、「Made for iPod」認定製品です。

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