SONY MDR-EX70SL

SONY MDR-EX70SL は、iPodにぴったりのインナーイヤータイプヘッドホンです。iPodが発売されて暫くするとこのヘッドホンが注目されて、在庫の少なかった白のモデルはあっという間に売り切れになり、総長は黒のモデルを泣く泣く買った(笑)と言う逸話も残っている程です。

さて、音質ですが、これは中々良いですが、いわゆるドンシャリ系の音です。低音域がドンドン響いて高音域がシャカシャカ鳴っている感じです。電車の中などで聴く場合は、ボリュームを上げ気味にしないと中音域が聞こえないという特性もあります。

これをしたまま会話や食事は厳禁です(笑)。声を出すと、ちょうど鼻先で声がする感じがします。密閉されているので、自分の声も振動が伝わって響いてしまいます。一言で言うと、耳栓にスピーカがついた感じなので、ほんとに外界の音はほとんど聞こえません。ただ、音の広がりやレンジは(当たり前ですが)MDR-NC20 に比べてとても良く感じられます。また、密閉型インナーイヤー型なので、音は漏れません。


SONY MDR-NC20

SONY MDR-NC20 は、ノイズキャンセラー回路内蔵のハイテクヘッドホンです。

実際に使用していると友人や同僚に問い合わせを受けるので試聴のために貸してあげるのですが、反応はほとんど一緒なのが興味をそそられます。最初は、外部の音が聞こえる事に違和感があるらしいのですが、必要な音だけが聞き分けられてしかも静かに感じられるそうです。

私も同様な感想を持っているのですが、ヘッドホンを外した時にこんなにも普段騒音に囲まれていたんだ・・・と気付かされます。通常より小さい音で聞く事ができまので、耳にも良いはずです。

外部の音をマイクで拾い、ノイズをカットした音と内部の音をミックスしていますので、究極の音質を求めるにはアレですが、どのみち周りの騒音がひどければ、それ所では無いので通勤の電車や飛行機などの騒音の中で聞くには絶大な効果があります。

結構みんな最初は懐疑的で、価格を聞いて軽視するのですが(私もそうでしたが)一度聞くとその性能に驚いています。

Sony StyleロゴSP_468_60

SONY MDR-CD900ST

SONY MDR-CD900ST は、プロ仕様の業務用タイプヘッドホンです。 TVとかで、アーティストの収録風景とかがあるとたいていこれが映っていますね。なので、音楽CDを聞く時にはこのヘッドホンを使う事によって楽しめる事があります。それは、アーティスト達が曲づくりに使用している生の音を聞く事ができると言う事です。もしかしたら、スピーカもそう言うのがあるのかも知れませんが、とりあえず2万しない価格で現場の音が聞けるのですからそう言う目的のためだけにでも使ってみる価値はあるかも知れませんね。

音質的には、レコーディング用のモニタと言うだけあって本当にピュアな音質です。オーケストラで言えば全パートが鳴っている時にでもちゃんとトライアングルの音まで聞き分ける事ができるというか、たくさんの音が混じりあった状態でもきちんと一つ一つの音を聞き分けることができます。

ピュアな代わりに今のはやりの重低音が効いているとか、拡張されたダイナミックな音質という感じではありませんので、音楽鑑賞を目的に使うのであればやはり別なタイプのものを使用される事をお薦めいたします。

しかし、多少は癖的なものもあるでしょうから、ヘッドホンの特製を考慮して音づくりをする必要はあります。業務で使用される方は、お気をつけくださいって釈迦に説法ですね・・・。


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