CX 6 Travelは、同社のIE6と比較してシンプルで落ち着いたデザインとなっており、個人的にはこちらの方が好み。同社のIEシリーズ的にはエントリーモデルの位置づけだが、ヘッドホン・イヤホン全体としては中級機以上にカテゴライズされるモデルのように思う。
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ハウジングは薄く、フラットで、装着感は高い。小柄な女性の耳にもフィットする他、複数の形状、素材、大きさのイヤーピースが選択可能で、多くの人にとって最適な装着感を提供する。また、イヤーフックが付属しており、これにケーブルをはめ込ませて耳の裏側に引っかけるようにすることで、落下防止や装着安定性向上が見込める。
また薄くフラットな形状は、持ち運び時の収納性にも貢献しているように思う。 |
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付属品
・イヤーピース (S/M/L)
・ラメライヤーピース (S/M/L)
・キャリングケース
・航空機用変換アダプタ
・イヤーフック
・ケーブルクリップ
・クリーニングツール
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音質的には、解像度が高くサラウンド感を感じる音作りとなっている。また、低音を中心に中音域にかけて豊かに出ている感じ。高音域に関しては、安定するまでは充分なエージングを要するが、その後の安定感はしっかりしていると言う印象。また、ボリュームを上げて音圧をかけてもビビリや音割れがしにくいのも、このサイズハウジングとしては高く評価できる点だ。
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L字型ヘッドホンジャック |
絡みにくい分岐ケーブル |
シリーズの中ではエントリーモデルとはいえ、多種多様なイヤーピースやオプション類は、ハイエンドユースにも耐えうるカスタマイズ性を持っているように思う。これから高品質なヘッドホンを試したいという人にとっては、このような豊富なオプションがリスニング環境の最適化の役に立つ。せっかくの投資が無駄にならないと言う意味でもオススメのモデルと言える。
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可搬性に優れたキャリングケース |
シンプルで美しいハウジングデザイン |
モバイル用途に適したコンパクトなキャリングケースや航空機用の変換アダプタが付属しており、IEシリーズと比較して可搬性は非常に優れている。ヘッドホンを収納した後でもスペースに余裕があるので、クリーニングツールや予備のイヤーチップなどを収納する事も可能だ。
実売20,000円前後の価格ながら、豊富なオプションや製品の質感、音質など総合的に見ても価格以上の満足感が得られる。ヘビーユーザだけでなく、ハイエンド機種にチャレンジしたいと言うビギナーにとってもオススメのモデルと言える。
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