パッケージを開けた最初の印象として、やや大振りな感じを受けたが、装着時のフィット感は良好で、非常にコンパクトな印象を感じた。左右どちらの耳にも特にパーツの付け替えをする事なく自由に装着できる点や、可動部がフィット感を高めるために柔軟に動く点などシンプルな形状ながら随所に使い勝手の良さを盛り込んだエルゴノミクス設計となっている。
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「VMX 100 3in1」には、キャリーケースとカーチャージユニットが同梱され、筐体カラーをブラックに変更したプレミアムモデルとなっている。
ケースは、ヘッドセットの形状に合わせてくりぬかれており、折り畳んだ状態のヘッドセットがぴったりと収まるようになっている。
ケースに収納された状態では、自動的に電源がOFFになるようになっている点も便利。 |
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ペアリング作業を済ませている場合、ケースから取り出して装着しようとユニットを広げるだけでスイッチが入り、電話機への再接続が行われる。
着信時には、装着作業を行うだけで、ヘッドセットの再接続、通話開始(オンフック)までが自動で行われるため、急な着信時にもすぐに対応できるほか、常にヘッドセットを装着しているのが苦手な人であっても、必要な時だけ使うという事が非常に手軽にできるようになっている。
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Bluetoothヘッドセットとして気になる音質だが、マイク部が口元から遠くにあるために、若干こもりがちな音質にはなるが、最適な音質となるよう独自のVoiceMaxシステムを採用していることにより、他のBluetoothヘッドセットでみられるような、ノイズが混入したり、音声が途切れてしまうような状態になる事はほぼ皆無で、ストレスなく通話ができた。
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機器上部に音量調整のボリュームがある |
左右どちらででも使用できるスピーカユニット |
本体上部のボタンを長押しするとペアリングモードとなり、携帯電話から認識できるようになる。表示される「Headset(iPhone 3Gの場合)」を選択するとパスキーを入力する画面になるが、標準設定の「0000」を入力すれば登録される。
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専用のUSBポートで充電を行う |
マイク部付近に着信用のスイッチがある |
また、Bluetoothヘッドセットとしては珍しく、インナーイヤー式のイヤーピースを採用していない。今までのBluetoothヘッドセットでは、フィット感を高め、落脱を防止するのと、周囲の環境音の影響を受けないようシリコン製のイヤーピースを採用する場合が多く、インナーイヤー式のヘッドホン、イヤホンが苦手な人にとっては、なかなか使用に踏み切れない理由になっていた可能性もあった。
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装着しているところを背後から見た様子 |
側面から見た様子、非常にコンパクト |
しかし、「VMX 100シリーズ」は環境音の大きさによって音量が自動調整される高度な「Adaptive Intelligence機能」を搭載することで、オンイヤー式の弱点を克服しつつ開放的な装着感を実現している。インナーイヤー式のイヤホンが苦手な人や、夏場などインナーイヤー式のイヤーピースが煩わしく感じる季節においても快適な装着感を得ることが出来るだろう。
実売で「VMX 100(Titanium)」が15,000円前後、キャリーケースとカーチャージユニットを同根した「VMX 100 3in1(Black)」18,000円前後となっており、デザインや通話品質などを総合的に考慮するとコストパフォーマンスは高い。
コスト的な部分を気にする人や、チタニウムカラーの方が好みな場合には「VMX 100」を選択すると良いだろう。ブラックモデルの方が好みの場合、ケースやカーチャージャーなどを使う機会が多い場合には「VMX 100 3in1」の方がお買い得感が高い。また、保証期間が2年間と通常製品よりも長期間なのも安心して使える要因の一つであり、総合的な満足感は高い。
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