最初に着けた印象としては、フィット感が良いと感じた。オープンエア型でオーバーヘッドタイプなので、長時間使用してもそれほど疲れない。マイク部とコントロールボタンは、胸元などにクリップしておく事ができる。
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持ち運びに便利なキャリングケースが付属しており、使用しない時などは、ケースに収納しておく事が可能。
本体には収納時に収まりが良いように切り欠きがあり、コンパクトに収納できるようになっている。
本体は軽量で華奢な印象があるが、ケースがあるので持ち運び時の不安感は感じられない。
ショートケーブルにマイクユニット付きの延長ケーブルが付属した、という体になっている。 |
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使用時は、展開して普通のヘッドホンのように頭にかけて使用する。ヘッドホン部はフレキシブルで、フィット感は良い。
遮音性は低く大音量で聴くと音漏れもするので、試聴環境には注意が必要だが、音質面では好印象だ。
電車の中で〜というよりも、音楽を聴きながらデスクで作業をする、などの用途に向いているだろう。 |
オープンエア型のヘッドホンと言う事で、中音域を中心に解像度の高い音作りになっている。基本はPX 100に準じた感じと言って良いだろう。ゼンハイザーらしい正直な音作りと行った感じで、好感が持てる。ただし、オープンエア型ということで、カナル型と比べて音漏れもあり、遮音性も低い。地下鉄での使用は音量を上げないと聴き取りにくくなるし、その際は音漏れの心配もある。音楽を聴きながら仕事や勉強をするなどの際には、むしろ疲れにくく着信があった際はそのまま通話できるので、用途として適しているだろう。
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装着感は良好 |
胸元に留められるクリップ付き |
リモコンとマイクは、中間部にあるコントロールユニットにまとめられている。ヘッドホンのケーブルは、ショートケーブルになっており、延長ケーブルにコントロールユニットが付属していると言う形になっている。マイクは、ちょうど胸元にクリップで留めるような形になり、通話時のノイズも少なく音声も明瞭に伝える事ができる
通話切り替えスイッチは、iPod用のリモコンとしても使用できるので、通話用途が少ない人や、iPhone以外での使用の際でもその機能を有効に使用することが出来るだろう。また、本末転倒な使い方ではあるが、ヘッドホン部を交換して使用する事もできるので、地下鉄など騒音が大きい時はノイズキャンセリングヘッドホンやカナル型を使用し、室内では標準の物に戻して使うなどの使い方もできるかもしれない。また、late 2008以降のMacBookシリーズ(アルミボディ)においても、iTunesコントロール対応ヘッドホン(もちろん、iChatなどのヘッドセットとしても使用可能)として使用できる点も便利だ。
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取り出しもスムース |
コンパクトに収納できるケース付き |
リモコンの機能として、切り替えスイッチを一度押すと楽曲の停止、再生(着信を受ける、電話を切る)だが、ダブルクリックすると再生している曲をスキップ、トリプルクリップでバックスキップという操作になる(多くのヘッドセットにて共通)ので、簡易的なリモコンとしても使えるところが嬉しい。
標準価格12,800円の価格は、PX 100相当に高感度のマイクユニットが付属したと考えれば妥当な価格だろう。また、保証期間が2年間と通常製品よりも長期間なのも安心して使える要因の一つであり、総合的な満足感は高い。
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iPhone用ヘッドセットテスト第7弾(最新ヘッドセット特集Part2) |
カナル型が多いiPhone用ヘッドセットの中でオープンエアでオーバーヘッドタイプのヘッドセットがリリースされたのは非常に嬉しい。iPhone用のヘッドセットが欲しいと思っていたがカナル型はちょっと苦手、と言う人には是非試してもらいたい。
→ Amazonで購入 / 楽天で購入 / iPhoneヘッドセットコーナー (Apple Store)で購入
ヘッドセットのウラワザ?として、切り替えスイッチを一度押すと楽曲の停止、再生(着信を受ける、電話を切る)だが、ダブルクリックすると再生している曲をスキップするという操作になる(多くのヘッドセットにて共通)ので、簡易的なリモコンとしても使えるところが嬉しい。 |