最初に着けた印象としては、筐体が軽量でフィット感が良いと感じ、その後しばらく使用したところ、長時間使用してもそれほど疲れないところは、さすがヘッドセットのメーカと言ったところ。特に、左右のケーブルの長さが異なり、右側のケーブルが長く、首の後ろを回すように装着するような作りになっており、両耳にイヤピースを挿入した状態はもちろん、片耳に入れている状態であっても装着感は安定している。
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デザイン性の高いすっきりとしたパッケージ
ヘッドセット本体の他に予備のイヤピース(大・小)が入っている。
標準では中サイズのイヤピースがセットされている。
最近のブリスターパックとしては開けやすい作りになっているのが便利 |
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耳にフィットするコンパクトなハウジング
材質は樹脂製で、重さを感じさせないので長時間の使用でも疲れにくいのが特徴。
イヤピースのホールド感は良好で、収まりが良い感じ。
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音質的には、中音域を中心に平均的に出ていて好感が持てる感じ。形状そのものはセンハイザーのカナル型ヘッドホン「CX300」に似ているが、ユニットや音作りの傾向は「CX400」に近いナチュラルな仕上がりとなっている。音楽用としては解像度の高いナチュラルなサウンドが楽しめる。「CX300」のようなドンシャリ傾向の音に慣れていると若干物足りないという印象を受けるが、通話の際にも明瞭に聞き取れるセッティングとなっている。また、マイク兼コントローラボタンがちょうど口元にくるように設計されており、これら全てがバランスの良い使用感に繋がっている。
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左右比対称のコード長で装着感は良好 |
マイク兼通話切り替えスイッチ |
おおむね満足な本製品だが、あえて気になる点をあげるとすると、屋外で使用している際に風きり音が大きく聞こえてしまうという点があげられる。これは、筐体が軽量な樹脂製であるという部分が外部の風きり音を完全に遮断できないというトレードオフの仕様であると推察されるが、音楽視聴や通話に支障が出るほどの問題ではない。(同様の形状のヘッドホンでは起こりやすい現象と言える)
実売10,000円を切る価格ながら機能的、デザイン的にも優れておりコストパフォーマンスは高い。また、保証期間が2年間と通常製品よりも長期間なのも安心して使える要因の一つであり、総合的な満足感は高い。
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また、ヘッドセットのウラワザ?として、切り替えスイッチを一度押すと楽曲の停止、再生(着信を受ける、電話を切る)だが、ダブルクリックすると再生している曲をスキップするという操作になる(多くのヘッドセットにて共通)ので、簡易的なリモコンとしても使えるところが嬉しい。 |