最初に着けた印象としては、軽量でネックバンドやイヤーパッドのクッションが柔らかくフィトするので、悪くない感じ。両耳を挟み込むテンションもそれほど強くなく圧迫感は無いが、ネックバンド方式なので安定感は保たれている。
Bluetoothヘッドホンとして音質は気になるところだが、中音域を中心に平均的に出ていて悪くない感じ。本格的なヘッドホン、イヤホンと比較すると高音域の伸びと低音域の迫力が足りないように感じてしまう可能性もあるが、Bluetooth接続と言う事と、スポーツなどアクティブな用途が前提と考えると充分なクオリティだろう。マイク部は目立たないようになっており、一見ヘッドホンのように見えるが、通話の音声はきちんと拾ってくれ、通話品質も良い。
本体の電源(再生)ボタンを長押しするとペアリングモードとなり、携帯電話から認識できるようになる。「Headset(iPhone 3Gの場合)」と表示されている機器名が「MM100」となると同時に自動的にシンクロを開始するので、パスキーの入力は不要。うまく行かない場合にはパスキーを入力する画面になるが、標準設定の「0000」を入力すれば登録される。USB充電ケーブルとUSB充電用ACアダプタが付属しており、最初から家庭用コンセントでもPCのUSBポートからでも充電できるようになっているのが嬉しい。他のUSB充電器に充電ケーブルを挿して使用すれば、コンセントを占有せずに済む。バッテリーは、満充電で最長7.5時間の音楽再生、最長9時間の通話が可能。
ジョギングなど帽子を被ってスポーツをする場合や、女性で髪をまとめている際には、オーバーヘッド型のヘッドホン、ヘッドセットは若干煩わしさを感じる人もいるかもしれないが、ネックバンド式であれば、首の後ろにバンドが回るので装着時の快適さ、自由度は高い。また、軽量なので、首や頭への負担も少ない。圧迫感が少ないので、電車の中やジムなど周囲に人がいる環境での使用時には音漏れに配慮したい。
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iPhone用ヘッドセットテスト第7弾(最新ヘッドセット特集Part1) |
実売20,000円前後の価格ながら機能的、デザイン的にも優れておりコストパフォーマンスは高い。インナーイヤー式のヘッドセットに違和感のある人には良い選択肢だと思う。また、保証期間が2年間と通常製品よりも長期間なのも安心して使える要因の一つであり、総合的な満足感は高い。
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※iPhone OS 3.0のiPodコントロールに関して、現バージョンでは全機能使えない(再生・停止・ボリューム調整のみ)状態になっている。今後のOSアップデートで対応する事を期待したい。 |