「ワイヤレス ステレオペンダント BTSH18」は、ペンダント型でアクセサリー感覚で装着できるBluetoothオーディオヘッドセットである。
シンプルなヘッドセット本体の表面下部には通話ボタンと通話用のマイクがあり、中央部のコントローラの上下がボリュームコントロールボタンとなっている。側面にはヘッドホンジャック(ステレオミニ)とminiUSBの充電ポートが設けられている。ヘッドホンジャックには付属のステレオイヤホンの他に、任意のヘッドホン、イヤホンを装着できるので、装着感や音質など好みの製品を接続して使うことができる。
本体下部の通話ボタンを長押し(約7秒)するとペアリングモードとなり、携帯電話から認識できるようになる。「Headset(iPhone 3Gの場合)」と表示されている機器名が「EVSH-18」となると同時に自動的にシンクロを開始する。パスキー(PINコード)を入力する画面になった場合には、「0000」を入力すれば登録される。
|
SoftBank SELECTION ワイヤレス ステレオペンダント BTSH18:ペアリング方法 |
通話品質として、本体下部のマイクで声を拾うので少々心配していたが、通常使用の範囲では問題ないクオリティで通話を行うことができた。駅構内や混雑している人ごみの中など騒音がある場所ではヘッドセット部を持って口に近づけてしゃべるなど工夫をする事で、相手に明瞭な音声を伝えることができる。また、iPhone 3GSなどでは通話ボタンを少し長く押すことで音声コントロールモードを起動させることができる。
また、音声だけでなく、オーディオヘッドセットとしても非常に高品位なサウンドを楽しむことができる。厳密に聞き比べると差が出てしまうだろうが、通勤中や自室でリラックスしている際に気軽に音楽を楽しむ、という用途においてであれば、有線式のヘッドホンと遜色無い品質で音楽を楽しむ事が出来るように思える。着信があると音楽がフェードアウトして通話に切り替わるが、これまでのオーディオヘッドセットであればスムースに切り替わるのが通例だったが、BTSH18は、ある地点で突然音が途切れるという感じで切り替わる。最初は戸惑ったが、Bluetoohの帯域を最大限に音楽データを転送しているのが理由だろうと推察すれば、Bluetoothでありながら高品質な楽曲再生も納得できる。
|
SoftBank SELECTION ワイヤレス ステレオペンダント BTSH18:通話音質チェック |
直販で5,980円とオーディオヘッドセットとしては非常にリーズナブル。音質もよく、デザイン的にも優れておりコストパフォーマンスは高い。首から下げるペンダント型なので、女性にもおススメだ。音楽鑑賞がメインだが、通話も重視するという人には最適なモデルと言えるだろう。
→ Amazonで購入 / 楽天で購入 / SoftBank SELECTIONで購入
※iOS4.0およびiPhone 4での動作を確認。通話ボタン長押しにより、iPhoneの「音声コントロール」機能を呼び出す事も可能。AVRCPには未対応で、スキップ、バックスキップなどのコントロールは行えない。今後のアップデートでの対応に期待したい。
|