リックスの「eco chrager 1400」は、iPhoneの半分以下のサイズで、重さも80g程度と軽量で、鞄の隅に入れておいても邪魔にならないサイズです。USB端子を一つ装備しているので、iPhone以外にも携帯電話などの充電にも応用が出来ますので、最近している方も多いと思いますが、携帯2台持ちという場合にも便利です。
AC充電器も本体に内蔵していて、直接コンセントにさせるので、他のACアダプターなどを持ち運ぶ煩わしさはありません。また、USBからの充電ではないので、充電速度も期待できます。
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USB端子が一つ、備わっている |
180°回転するACコンセント |
モバイルバッテリーを購入した状態、つまり充電しないでそのままiPhone3GSに対して使った場合、あくまでも一例となりますが、バッテリー残量27%が78%まで充電され、充電時間は1時間16分ほどでした。iPhoneを充電するには、モバイルバッテリーにあるUSB端子にiPhoneに付属していたDockケーブルをつなげて、本体株にある電源スイッチを押すと、前面のLITHIUM BATTERYランプが青く点灯し、充電が開始されます。この電源スイッチを押さないと充電が開始されません。
さて、モバイルバッテリーをフル充電後、テストしたところ、以下のテスト結果となりました。
iPhone 3GSのバッテリー残量:17% → 72% 所要時間:1時間25分程度
iPhone 3GSのバッテリー残量:13% → 68% 所要時間:1時間23分程度
別のモバイルバッテリーでもテストしたところ、
iPhone 3GSのバッテリー残量:19% → 87% 所要時間:1時間22分程度
という結果でした。また、iPhoneバッテリー残量が0の場合でも問題なく充電できました。結果は以下になります。
iPhone 3GSのバッテリー残量:0% → 55% 所要時間:1時間20分程度
以上により、iPhone 3GSであれば、55%程度の充電を1時間20分前後で行える仕様だと推察できます。
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本体充電中はACのLEDが赤に点灯 |
USB接続機器に充電中は青いLEDが点灯 |
このモバイルバッテリーの強みである特徴として、バッテリー自体AC充電器を持っているので、コンセントが確保できる状態であればモバイルバッテリー本体を充電できます。内蔵電池はリチウムイオンポリマーですので、継ぎ足し充電をしてもニッケル水素電池のようなメモリー効果はないので、電源確保できるところでこまめにしておいてもよいでしょう。
さて、このモバイルバッテリー自体の充電時間ですが、本体に通電ランプがあり、内部バッテリーが満充電でなく、通電がある状態ではACのLEDランプが赤いのですが、内蔵電池の充電が終わると、緑の点灯に変わりますので、充電の確認もわかりやすくなっています。充電は、説明書には1時間半程度、という記載がありましたが、3時間ほど充電しないと、このLEDランプが緑に変わらなかったです。ただ、このランプで充電終了を確認できるのは便利です。
さらに、このモバイルバッテリー、AC充電の際にUSB端子に充電したい機器を接続しておくと、先にUSBに接続されたバッテリーを充電してからモバイルバッテリーの充電を開始するという事が可能なので、夜にiPhoneなどをUSB端子につなげた状態でモバイルバッテリーをACにつなげておけば、朝には両方とも満充電されていることになりますが、同時に充電はされないので注意が必要です。モバイルバッテリーが完全に放電された状態、LITHUM BATTERYの青いLEDが全く点灯しない状況では、USB端子にiPhoneをつなげた状態でコンセントに接続してもACランプは点灯するものの、iPhone側は充電が始まりませんでした。
実売で2,000円前後とリーズナブルで、サイズも小さいので、鞄の隅などに入れるのも苦はなく、緊急用としては最適です。電源スイッチがある事で、このスイッチを押さなければ充電が開始されない、バッテリーも消耗しない、という点は評価できます。将来的には、iPhoneや他の電力消費の多いスマートフォンの為に、よりバッテリー容量の大きい製品、たとえば2000mAhの商品も展開していただけると大変うれしいと思いました。
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