「iWalk 1500」は、1,500mAhの容量のDockコネクタを備えたiPhone/iPod用モバイルバッテリーである。
前モデルの「iWalk」は、800mAhの容量で、コンパクトながらもiPhone 3G/3GSでは約30%程度充電できるという性能は、ヘビーユーザには物足りない面もあった。「iWalk 1500」は、コンパクトな使い勝手は維持したままで大容量化を実現。必要十分なモデルへ進化したと言えよう。iWalk 800はとの違いは、バッテリーインジケーターのLEDの色と場所、充電用USBポートの位置、そして本体の大きさ(幅、厚み、高さなど)だろう。
本体の厚みが約3割ほど厚くなった感じだが、iPhone 4に接続した場合には、フラットな底面になった事もあり、iWalk 800とiPhone 3G/3GSとの組み合わせとiWalk 1500とiPhone 4との組み合わせの印象はあまり変わらない。また、Dockコネクタと本体の間に若干の余裕があり、ケースを装着したまま使用できる点も評価できる。
Dockコネクタ付きの外部バッテリーとしての利点は、取り扱いづらいDockケーブルを使用しなくてすむという点だろう。今まではそのトレードオフとして容量が少ない事がネックとなっていたが、1500mAhという容量はそれを克服していると言えるだろう。実際に日常使用にて長期間使用してみたが、朝から晩までの間で通常の用途において1つあれば十分な容量だった。いつも充電器セットを持ち歩くようなヘビーユーザーでも2個あれば足りるのではないだろうか?
もちろん、iPhoneのほかにiPod touchやiPod nanoなど、Dockコネクタを装備したiPodであれば充電することができる。特に、iPod touchはFace Timeに対応したり、カメラがついた事で写真やビデオを撮影する機会が増えた事や、iPod nanoは、小型が進んだ事、常時使用するようなアプリやウィジェットが追加された事などから不意のバッテリー切れの可能性も考えられので、いざというときには役に立つ事だろう。iPod nanoに装着した状態で自立するのも面白いポイントだ。
実売で4,000円前後と、容量の割にはリーズナブル。iWalk 800が3,000円前後だったので、容量がほぼ倍になったにも関わらず、価格は3割増程度と言うのはお買い得だ。今まで大容量バッテリーというとケース一体型が多かったので、大容量で、機種を問わず使えるモバイルバッテリーという事で、重宝するだろう。iWalk 800を持っている人は、iWalk 1500を追加で用意して2個持ちをすれば、よほどの事がない限りバッテリー切れで困る、という事もないだろう。
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