「PTM-BEM5シリーズ」は、A2DPに対応した音楽も楽しめる骨伝導式のBluetoothヘッドセットである。
|
|
オプションのユニット類 |
クリップはポケットなどに留めておく際に使用 |
イヤーピース部を使用位置にするか、本体センターのの再生/停止ボタンを長押しするとペアリングモードとなり、携帯電話から認識できるようになる。表示される「Headset(iPhone 3Gの場合)」を選択するとパスキーを入力する画面になるが、標準設定の「0000」を入力すれば登録される。iPhone OS 3.0以降の場合1回のシンクロでヘッドセットおよびヘッドホンとしてのペアリングが行われる。
|
|
より安定して装着した人向けには、イヤーフックがオプションで用意されている |
本体にはクリップ式で複数のオプションが取り付ける事が可能で、安定した装着感を得るためのイヤーフック、胸ポケットや衿などに留められるようにするクリップ、携帯ストラップとして使えるストラップ&クリップ、クルマのダッシュボードや壁などに貼付けて使用するホルダーなどが用意されている。使用シーンや状況に応じて使い分けるとより便利に使う事が可能だ。
|
|
正面より左側には充電ポート
|
正面右側にはボリューム |
正面より右にはボリューム、左側にはUSB充電ポートが用意されている。正面の○ボタンは通話のON/OFFおよび電源ボタンを兼ねている。また、イヤーピースを使用位置にする、畳むなどのアクションで自動的に電源ON/OFFとなるのも便利だ。ヘッドセットには骨伝導スピーカが搭載されているので、普通のボリュームでも結構ビリビリと振動が伝わってくる感じを受ける。ボリュームを上げなくとも聴こえやすいので、耳にも優しく、音漏れも少ない。
|
|
キーチェーンが付いているので、携帯ストラップのように持ち運ぶ事も可能
|
A2DP対応ということで、iPhone 3Gでの使用時には音楽も聞くことが出来る。もちろん、片耳式なのでステレオではなくモノラル処理をされてしまうが、AMラジオのように音楽が聴ければ良いと言う場合やポッドキャストなどの音声コンテンツがメインと言う場合にはステレオの必要もないのでむしろ両耳を塞がないと言う事で良い場合もあるだろう。通話時の音質は、ややこもった感じに聴こえる。おそらく骨伝導方式とBTの圧縮方式の両方が影響しているのだろうが、聴き取りにくくはない。
|
|
ヘッドセットのイヤーピースはやや大きめだが、耳への収まりはよくしっかりと装着できる
|
充電は、付属のACアダプタで行うが、クルマやPCなどで充電したい場合には、専用のシガーソケット充電キット「PTM-BEM5DC
」を使用する。クルマでの充電はシガーソケットアダプタのUSB端子に充電ケーブルを繋いで使用し、PCなどではUSB充電ケーブルをそのままUSBコネクタに挿して使用する。
|
|
骨伝導スピーカにより、周りの音に影響されにくく聴き取りやすい
|
直販で7,800円とBluetoothヘッドセットとしては平均的な価格だが、A2DP対応で、骨伝導ヘッドセットと言うことを考量するとコストパフォーマンスは高い。コンパクトで聴き取りやすい音質で、ガッツリ音楽を聞くと言うよりも、通勤時などでポッドキャストを聞いたりAMラジオな感覚で移動中に音楽を気軽に楽しみたい、と言う人には、最適なヘッドセットではないだろうか?
|
iPhone用ヘッドセットテスト第6弾(最新ヘッドセット特集Part1) |
→ Amazonで購入 / 楽天で購入 / プリンストンダイレクトで購入
※iPhone OS 3.0のiPodコントロールに関して、現バージョンでは全機能使えない(再生・停止・ボリューム調整のみ)状態になっている。今後のOSアップデートで対応する事を期待したい。
|