「PIP-BP750」は、iPod/iPhone用バッテリーパックで、ホワイトとブラックのカラーバリエーションがあり、自分のiPod/iPhoneとカラーコーディネートもできる。なお、表面のカラーはブラックのみとなっている。Dockコネクタに接続して充電するこの製品は、Appleの「Made for iPod」「Works with iPhone」を取得しているので、安心して使用できる。
本体右横には電池容量を示すLEDランプが4つ装備され、バッテリー残量を確認できるようになっている。LEDライトの横にはイラストで容量も書かれているので残量が一目でわかりやすくなっている。このLEDライトはDockコネクタをiPhone/iPodに接続しているときと、miniUSB端子から充電している状態では常に表示された状態となる。外部バッテリーとして一番気になる電池容量だが、型番にもある通り750mAhとあり、iPhoneの本体バッテリーの約4割程度。
iPhone3GSでの試験(待ち受け状態で充電 )は、
バッテリー残量 42% → 77% 所要時間 60分
バッテリー残量 0% → 36% 所要時間 73分
と言う結果となった。この製品でiPhoneの充電をした場合、3割から4割程度復活させることができ、なおかつiPhoneのバッテリーが0%となった状態からも問題なく充電できることがわかった。また、0%の状態から充電を始めた場合、iPhone3GSが通話など操作が出来る状態になるまで7分ほど要したが、そのときのiPhone3GSのバッテリ残量表示は5%だった。
充電できる容量は、PIP-BP750の電池容量と、iPhoneの電池容量から見ると妥当な数値であろう。また、このPIP-BP750そのものの充電は、本体横にminiUSB端子があるので、USB-miniUSBケーブルなどを利用して、PCのUSB端子あるいは、USB端子のついているACアダプタなどで行える。
USB端子のついているACアダプタから充電したところ、LEDランプが4つ点灯する状態のフル充電までに、150分弱という結果であった。この程度の充電時間であれば、昼間に使用して帰宅後に充電しても翌朝にはフル充電でまた持ち歩く、という使い方にも対応できると思う。また、このminiUSB端子は充電だけではなく、DockコネクタをiPod/iPhoneに接続した状態でminiUSB-USBケーブルでPCと接続することにより、音楽やデータを同期することも出来るので、充電と同期を同時にしたいけれど、Dockコネクタケーブルを忘れてしまった、と言うときにも使える点が便利だ。
この製品の特徴として、Dockコネクタ部分に段差をつけてあり、コネクタ部分とバッテリー本体との間に余裕があるので、iPhoneをケースに入れた状態でも接続することが出来るようになっている。iPhoneは日常持ち歩きやポケットに入れたままで歩く人もおり、ケースに入れて使用する人が多いと思うので、ケースから出さずに、あるいは使用している状態で充電しながら使うといったことも問題なくできるようになっている。
直販価格で2,980円とリーズナブル。バッテリー容量はやや物足りなさを感じるものの小型軽量ということ、USB-miniUSBケーブルで充電できること、同期や転送にもminiUSB端子が使えること、そしてケースに入れたままiPod/iPhoneと接続できる、という点がこの製品のポイント。日常的には使わないけど緊急時にあるといいな、というライトユーザーにおススメしたい。
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