本体はシガーライターソケットとカールコード(ドックコネクタ付)が一体化した構造。本体裏側にON/OFFのスイッチと周波数(87.9MHz、88.1MHz、88.3MHz)切り替えのスイッチが備わっており、最新のiPod nano やiPod touchをはじめ、ドックコネクタをもつiPodに幅広く対応する(対応機種一覧表)。
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iPodとはDockコネクタで接続 |
使用中は青色LEDが点灯する |
本体スイッチをONにしてシガーライターソケットに差し込むだけですぐに使い始めることが出来る。あらかじめ設定しておいた周波数にラジオチューナーを設定すれば、楽曲が再生される。本体は、フレキシブルに角度を変えられるので、シガーソケットの位置などにも柔軟に対応可能だ。使用中は、青いLEDが常時点灯し、稼働状態である事がわかるようになっている。
「PCK-FMIP2V」で備わっていたエンジン連動ON/OFFの機能が省かれ、代わりに携帯電話充電機能(au、FOMA/SoftBank)が追加されている。シガーライターソケットは、FMトランスミッターで塞がってしまうので、充電をしたい場合には分岐ソケットを購入するか、トランスミッターを取り外すなどしなければならなかったが、FMトランスミッターに充電器が付いているので、気にする事なく充電ができるのは嬉しい。欲を言えば、携帯プラグの変換コネクタがminiUSBなど汎用性をもっているとなお良いと思った。携帯電話だけでなく、ゲーム機やポータブルナビ、ドライブレコーダーの充電/給電ができるとより幅広い活用が見込めるだろう。
基本的な性能は「PCK-FMIP1V」および「PCK-FMIP2V」に準じており、音質にも差はないということだ。実際に試してみると、ノイズの入り具合は前モデル並みだが、音質は心なしか良いようにも感じた。 気になる点としては、前モデル同様選択できる周波数が3局と少ない点だろうか?テスト時には特に問題を感じなかったが、もし用意された周波数(87.9MHz、88.1MHz、88.3MHz)が使用エリアのラジオ局などで使用されているか心配な人は、あらかじめ購入前に調べておくと良いだろう。
プリンストンダイレクトでの価格が3,980円とリーズナブル。FMトランスミッターに加え、携帯電話充電もでき、デザイン的にもこなれているので、コストパフォーマンスは高い。同社の「失敗しないシリーズ」第1弾ということで、機能、価格、性能のちょうどよさのバランスがとれていると感じた。
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