「Bluetooth ワイヤレスヘッドセット M100」は、筐体が約9gと軽量でフィット感が良いというのが特徴。イヤーループ付き、イヤーループなしの両方で使用してみたが、装着時の違和感はなく、長時間の装着でも着けているのが気にならないほどで、さすがヘッドセットのメーカと言ったところ。イヤーループは、取り外し式になっており、付け替えて左右どちらの耳にも使用できるほか、取り外した状態でも使用できる。
デュアルマイク、DSP、エコーキャンセル機能、風切り音低下軽減、その他ノイズリダクション機能など、同社のハイエンド機に搭載されていた機能がふんだんに搭載されており、クリアで高品位な通話が可能になっている。本体上部にはmicroUSB端子による充電ポートが設けられており、同梱のACアダプタのほか、USB-microUSBケーブルによってPCからの充電も可能。満充電の状態で6時間の通話、10日間の待受が可能。Bluetooth 2.1+EDRに対応し、HSP/HFPプロファイルを搭載。
本体表面中央上部分がコールボタンとなっており、着信時の通話、終話、リダイアル、ペアリング、携帯電話との再接続などの操作で使用する。サイドには電源ボタンとボリュームボタンが設置されている。電源ボタンは、スライド式のスイッチになっており、インジケーターが表示されるので、電源の切り忘れなどが防げる。ボリュームボタンは、クリックするごとにボリュームが段階的に変化するので、適切な音量になるとこまでクリックすることで、調整が可能。その他に、バッテリー残量やペアリング状態などのヘッドセットの状況を音声(英語)で通知してくれる機能も。
初めて使用する際(ペアリング機器が無い場合)には、電源投入時に自動的にペアリングモードになるほか、本体中央のシンクをボタンを長押しすることでペアリングモードとなり、携帯電話から認識できるようになる。表示される「Headset(iPhoneの場合)」と表示されている機器名が「1xxPlantronics」となると同時に自動的にシンクロを開始する。パスキー(PINコード)を入力する画面になった場合には、「0000」を入力すれば登録される。PCや他の携帯電話など最大で2つの機器を登録できるので、2台の携帯電話で使い分けたり、通話以外にもSkypeなどのビデオチャット用ヘッドセットとしても有用だ。また、iPhnoeのメニュー画面にヘッドセットのバッテリーインジケーターが表示されるようになっているのも便利だ。
ジェルイヤーチップは3種類の大きさがあり、これだけでも非常に安定した装着感を得ることができる。柔らかな装着感で耳への負担が少ないので、長時間の装着でも痛くなったりしにくく心地よい。イヤーループを使用しない装着方法は、メガネやピアス・イヤリングなどのアクセサリーと干渉しないで装着できるので、製品そのものがオシャレである上にいつものオシャレを邪魔しないという点もポイントが高い。より安定した装着感を得たい場合、混雑した電車内など落脱の恐れがある場合などにはイヤーループを使用するとより確実な装着感が得られるだろう。
実売で8,000円前後と、デザインや機能を含めて考慮すると大変リーズナブル。同社のハイエンド機と同等の機能を盛り込みつつ中級機の価格帯を実現しているだけでなく、ヘッドセットとしての装着感や使い勝手など総合的に考慮しても、オススメのモデルといえるだろう。
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