iLynxは、FireWire 400のポートが2つ、USB 2.0のポートが4つ備わったハイブリッドHUBである。
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本体はiMac 20inchのスタンドにピッタリ収まるほどの大きさで、ケーブルはそのままスタンドのホールに通して配線でき、Macの電源を入れると通電し、moshiのロゴが発光する。
FireWire 400と、USB 2.0のケーブルが本体中央背面から並列に伸びており、たいていのMacであれば、そのままポートに接続することが出来る。
離れた場所に設置する場合には、付属の延長ケーブルを使用する。 |
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左右にそれぞれUSBポート×2、FireWireポート×1がそなわっており、合計で4つのUSB機器と2つのFireWire機器を接続する事ができる。
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ケーブルの配線(及びポーと配置)は、下のイラストのような感じになっており、バランスのよい機器配置を行うことが出来る。
三角柱の形状をしたユニークなパッケージには本体の他、各種延長ケーブル、変換ケーブルが同梱されている。FireWire 800-400変換ケーブルが付属しているので、FireWire 400ポートの無いMacBook Proなどでもすぐに使用する事が可能。
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パッケージも三角柱型の形状になっている |
同梱されているケーブル類 |
その他USBとFireWire400の延長ケーブルが同梱されており、離れた場所にある機器の接続や、iLynx本体を机の下など本体から離れた場所に設置したい場合などにも活用できる。
各種ケーブル類は、本体やMacにマッチする白色でまとめられており、デザイン的にも親和性が高い。また、コネクタにはmoshiのロゴが刻印されておりこだわりを感じる。欲を言えば、コネクタの形状や質感がさらに良ければ言う事なしだったが、このように感じてしまうほどに基本的なデザインや作りが良いとも言える。
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FireWireとUSBポートが備わった全てのPCに対応 |
本体をMac(PC)に接続すると、本体の「moshi」ロゴが発光し、クールな印象を受ける。また、本機には外部電源を供給するための入力端子は存在しないが、接続機器への電力供給を動的に切り替えられる「 DPS (Dynamic Power Sharing) 」という機構が搭載されており、Macのバスパワーだけで安定した充分な電力を供給できるとのことだ。
実際に、全てのUSBポートおよびFireWireポートに、歴代のiPod、iPhoneを接続してみたところ、問題なく使用することが出来た。外部電源を供給するタイプのHUBであっても、機種によっては同じタイミングで同期を行うと電力不足のためかマウントが解除されてしまう事が時として発生したが、同条件下で全てのiPodの同期を行っても(しかも、Apple純正Bluetoothヘッドセットの充電も平行して実行)問題なく同期を完了することが出来た。
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歴代iPod/iPhoneを接続して一斉に同期をさせたが、問題なく同期が行えた
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実売で7,000円前後ばという価格は、若干高価に感じるが、FireWireとUSBのHUB機能が1つの製品に含まれる事を考えるとそれほど高額に感じない。また、DPSによる電力制御機能を考慮すると、非常にリーズナブルに感じる。複数のFireWire/USB機器を常時使用している人や、家族でiPodを共有している人など様々な人向けにオススメできる製品と言える。
→ MJSOFTで購入
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