「Jabra BT3030」は、イヤホン、ヘッドホンが好みのものを使用する事が可能なカジュアルユースに適したドッグタグ型のBluetoothオーディオヘッドセットユニットである。

	表面に操作用のパネルが集中している。 ボタンパネル下部の電話マークのボタンが通話切り替えやペアリング用のボタンとなる。 再生停止・開始ボタンはパネル上部にあり、手探りでの使用時にも操作ミスがおきにくくなっている。
	裏面はシンプルなヘアライン仕上げとなっている。 本体下部にはminiUSB端子が備わっており、USB端子経由で充電を行う。 正面からみて右側にステレオミニジャックがあり、付属イヤホンを始めステレオヘッドホンを差し込めるようになっている。

本体表面パネル下部の通話をボタンを長押しするとペアリングモードとなり、携帯電話から認識できるようになる。表示される「Headset（iPhone 3Gの場合）」を選択するとパスキーを入力する画面になるが、標準設定の「0000」を入力すれば登録される。iPhone OS 3.0以降の場合１回のシンクロでヘッドセットおよびヘッドホンとしてのペアリングが行われる。

マイクは本体上部に設置	使い慣れたヘッドホンも使用可能

マルチリンケージ機能と言うユニークな機能によりBluetooth搭載の携帯電話やBluetooth搭載のノートパソコンなどのモバイル機器を同時に2台まで待受可能。携帯電話を２台持っている場合や、iPod touchとiPhone 3Gを併用している場合、PCのSkypeやiChatなどのヘッドセットとして使用しつつ携帯電話に着信があった場合には、すぐさま切り替えて通話すると言うことが可能になる。

	チェーン状のネックストラップが付属している。 素材によるノイズが発生する場合があるが、気になる場合には、革製やナイロン製などの別なストラップに変更する事によって、問題を回避する事が可能。 また、別途クリップが付属しているので、それを使用するとポケットやエリなどにクリップして使用する事が可能になる。 胸元に本体がぶら下がるイメージなので、手探りでも操作しやすい感じ。 女性の場合、若干長めに感じるくらいのストラップ長なので、場合にっては長さを調整すると良いだろう。
	カジュアルな雰囲気な服装でも違和感のないデザインなので、ファッションの一部としてアクセサリ感覚で使用できる点は評価できる。 フォーマルなスタイルでの使用では、チェーンストラップではなく、付属のクリップかIDカードストラップなどの別なストラップに変更する事でカジュアルさを軽減することが出来ると思う。

通話品質やノイズなどに関しては、高品質で安定したクオリティを発揮していると言える。音質に不満がある場合、カナル型が嫌な場合には、付属のイヤホンを好みのイヤホン、ヘッドホンに交換する事で対応できる。

実売で10,000円を切る価格で、カジュアルに使えるデザインなので、iPhone 3Gを使っている人が初めて購入するオーディオヘッドセットとしてオススメできる製品の一つと言える。イヤホン、ヘッドホンが差し替えできる点やネックストラップ、クリップと装着方法が選べる点など幅広い用途に合わせられる点も評価ポイントだ。

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※iPhone OS 3.0のiPodコントロールに関して、現バージョンでは全機能使えない（再生・停止・ボリューム調整のみ）状態になっている。今後のOSアップデートで対応する事を期待したい。

撮影協力：D-Park