Griffin Technologyの「PowerBlock Reserve」は、一見するとただのUSB充電器のような外見ではありますが、小型ながら着脱式のバッテリーもついています。
特徴の一つ目は、バッテリーが磁石で固定されるようになっており、簡単に装着できます。多少雑に扱うと外れるかな、と思いがちですが、鞄のちょっとしたポケットに入れておくには十分な強度の磁石です。 そして、このバッテリーは、iPhone3GSのバッテリーを約20〜30%程度回復させることができます。もちろん「Made for iPod」「Work with iPhone」の認証を取得されているので、iPhoneが放電してしまった状態からも充電することができます。
参考までに充電に所用した時間を記載しておきます。
iPhone3GS 56% → 81% 46分
iPhone3GS 66% → 86% 45分
バッテリーのコネクタ部分は革ケースやケースに入れても十分接続できるようにクリアランスはしっかりと取られているので、厚めのケースなどでiPhoneを使用している方にも外してからという煩わしさもなく利用する事ができます。
特徴の二つ目は、外部バッテリーの充電器にUSB端子もついているという点です。このUSB端子にDockケーブルなり他のUSB充電ケーブルを利用すると、外部電源を充電しつつ、USB側も充電されます。旅行時の持ち出し用ACから充電する為の変換アダプターと充電器が一つで済むということで荷物の軽量化と小型化ができます。
また、旅行だけではなく、普段でも夜寝る時にこのPowerBlockを充電しながらDockケーブルでiPhoneを充電するという事も出来るので、翌日はそのまま鞄に入れてお出かけすればどちらもフル充電されている状態で持ち出しが可能ですね。
いままではバッテリーはバッテリーで充電、iPhoneはiPhoneで充電ということで、2つの手間がかかりましたが、この製品はその煩わしさを一つに出来ます。
実売で5,000円前後とバッテリー容量のみを考慮すると割高に思えますが、ACアダプタにもなること、バッテリー部が取り外せて持ち運べること、などユニークな機構を考慮するとお手頃な価格かもしれないです。また、兄弟製品に車のシガーソケットを利用して外部バッテリーを充電できる「PowerJolt Reserve」、PowerBlockとPowerJoltのセット品である「PowerDuo Reserve」という製品もあり、目的や想定される用途において好きなモデル、セットを選ぶと良いかと思います。
惜しむらくは電池容量が少ないので、ヘビーユーザーには心もとないところですが、メーカー側もその点は感じているという事で、今後の展開を期待したいところです。
→ Amazonで購入 / 楽天で購入 |