「Krusell SEaLABox for iPhone」は、水深1mで30分間の防水性能を保つ、IPX7等級でiPhoneに最適な形状の防水ケースだ。
ケースは、iPhoneを表裏で挟む柔軟な半透明樹脂のパーツと、それを上下から挟んで固定するフレームパーツで構成されている。フレームパーツは、真ん中から分かれており、まっすぐに引き抜く事で分解できる。ケース内部には、ネックストラップも収納されている。
非常にシンプルな機構で、特別なパッキンなどの部品は無いのだか、それ故に、消耗する部品が少なく耐久性があるようにも感じた。写真でもわかるように、スクリーンは乳白色の半透明(透明度は比較的高い)のシリコン素材になっており、表面はやや抵抗が大きい感じになっている。ケース自体はiPhoneを入れても余裕のある作りだが、スクリーン部分が表裏から弾力のテンションで挟み込んでいるのでずれたりする事は無い。
ホコリなどが挟まっていると、小さなホコリやゴミでも操作している時に違和感を感じてしまう場合があるので、装着前に、ケースの内側をよく拭いておくと良いだろう。ケースの上下にストラップホールが設けられているので、ストラップの付け方によって、好みのスタイルで持ち運ぶことができるだろう。
スクリーンは、全体的に半透明処理になっているが、カメラの部分は、よりクリアな加工になっており、カメラによる撮影も問題なく行える。シリコン素材をとおして撮影するので、若干の色あいやピント明るさなどは、直接撮影する場合に比較すると、影響が無いとは言えない。とはいえ、本来撮影できない状況で撮影できるのは便利な上、思ったほどは画質も劣化しないので、充分に実用の範囲と言える。
IPX7の水深1mで30分の防水性能と言うのは、静止した水中の話なので、水中で移動する、流水の中での使用など水圧が加わると条件はよりシビアになるので、注意が必要だ。アクシデントで水中に落下したとか、大雨の中での使用、などには充分防水性能は発揮されるだろうが、流れの激しい川底の様子を長時間撮影するなどの用途は避けた方が良いだろう。また、防水と言う事で、汚れても水道水で洗い流せるのは、実際に野外で使うと意外に便利に感じる。大雨の中で使用後、水道水で洗い流して水を切った状態で浸水具合をみてみたが、外側のフレームと、内側の樹脂パーツの噛み合わせ部分に水滴が若干あるレベルで、iPhoneを格納するエリアには全く浸水していなかった。
直販価格で6,480円という価格は、普通のケースにしてはやや高価だが、IPX7準拠の防水性能と、防水ケースにしてはそれなりに良いデザインである事を考慮すると、価格なりの価値はあるのではないだろうか?海やプール、その他アウトドアでiPhoneを使用したい人は、こちらを試してみてはいかがだろう?
→ Amazonで購入 / 楽天で購入 / Focal Store で購入
|