BELKINの「TuneBase FM 2」は、車のシガーライターソケットからiPodへのバッテリ充電を行いながら、カーステレオのFMラジオを使用してiPodの音楽を聴くことができる製品である。0.1MHz刻みで設定できるデジタルトランスミッター、フレキシブルなアーム、LINE OUT端子、視野角45°のLCDディスプレイなどの機能を有し、最新のiPodにも対応している。
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機種毎に専用のアタッチメントが付属し、安定した車載が可能 |
車載用として、フレキシブルなアームを備えているので、シガーソケットの場所にほとんど影響されずにベストな位置にiPodを固定することが出来る。後部座席にもシガーソケットがある場合などにおいても有用だ。FM周波数の変更はサイド+ーボタンで行うほか、ノイズが少ない使用可能な周波数帯域を自動選択するクリアスキャン機能が搭載されており、センターボタンにて簡単に設定する事が可能だ。周波数は2つまでプリセット保存が可能なので、良く使用する周波数は登録しておくと便利だ。
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周波数設定の+ーボタンとPro設定ボタン
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プリセット用のボタン |
音質的には、ややドンシャリ傾向で、やや低音が薄く金属的な高音が強く出る感じになっている。おそらく、ノイズを軽減するために低周波域をカットして高音よりに持ち上げているためだろうと思われる。もし、このセッティングが好みでない場合には、「Pro設定ボタン」を使用して好みのサウンド設定で聴く事ができる。ポッドキャストなどのような音声ファイルの再生用途に適したモノラル再生モードもあるので、再生する音源に応じて設定を切り替えると良いだろう。
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フレキシブルアームが自由な設置を実現
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本体底部にはLINE OUT端子 |
設置した状態で縦位置、横位置の回転も可能なので、iPod touchやiPod nano 4Gのビデオ再生やCoverFlow表示に切り替えて操作する事が可能。
対応iPodとしては、最新のiPod nano やiPod touchをはじめ、iPod 4G以降のDockコネクタ付きのiPodで使用できる。また、iPhone 3Gでも警告メッセージは出るものの楽曲の再生など基本的な使用には問題なかった。
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走行時のFMトランスミッターの電波をFMラジオで受信した音声品質を確認頂けます |
実売で1万円を切る価格と、iPod車載ホルダー一体型の液晶表示付き本体に、自動で最適な周波数帯を設定できる機能などを考量すると、非常にリーズナブルに感じる。ホルダ一体型なので個別にiPodマウントなどの車載キットを購入する必要が無いのもポイント。コンソール周りにホルダーなどを取り付けられない場合やあれこれ車載の事を考えるのがおっくうな人にとってはこれ一つで全てが揃ってしまうので最適な製品と言えよう。
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